File Storage(Azure Storage)を試す

2020/04/18

2015年10月に正式リリースになったらしい(2016年2月までは半額っぽい)ですね

Azure Storage にある File Storage を試してみました

共有ストレージの作成

  1. ストレージアカウントを作成する
  2. ストレージアカウントから File を選択
  3. [+ファイル共有] をクリック
  4. 名前とクォータを設定する

これだけで作成が終わる! メッサ簡単!!

そう思った時期が私にもありましたww

接続

もちろん使うのは Fedora 23 ちゃんです

How to use Azure File Storage with Linux を見て試しました

今考えたら、ちゃんと Overview 読めばよかった…

マウントを試行

$ sudo mount -t cifs //ストレージアカウント名.file.core.windows.net/共有名 マウントポイント -o vers=3.0,username=ストレージアカウント名,password=アクセスキー,dir_mode=0777,file_mode=0777
mount error(115): Operation now in progress
Refer to the mount.cifs(8) manual page (e.g. man mount.cifs)

オプション何変えても上手く行かないので、通信を怪しんでルーターの設定を見ると、445 が止められていたので、とりあえず開放(ここで発覚したが、自宅のルーターがインバウンドとアウトバウンドを分けられないので、自宅ではこのサービスは使えない)

再度チャレンジ

$ sudo mount -t cifs //ストレージアカウント名.file.core.windows.net/共有名 マウントポイント -o vers=3.0,username=ストレージアカウント名,password=アクセスキー,dir_mode=0777,file_mode=0777
mount error(13): Permission denied
Refer to the mount.cifs(8) manual page (e.g. man mount.cifs)

ユーザー名とパスワードを何度も確認して何度もやり直してみるがつながらない…

気を取り直して Windows で試行

> NET USE <ドライブ名:> \\ストレージアカウント名.file.core.windows.net\共有名 /U:ストレージアカウント名 アクセスキー

とりあえず、Windows 10 で試してみるとすんなり繋がる…

ユーザー名やパスワードに間違いはないということと、Linux の smb 3.0 の実装の方が怪しい事が判った

ひょっとして暗号化に必要な何かが足りないのか?

解決だけど未解決

Overview に書いてました

Linux の SMB クライアントでは暗号化はまだ実装されていないと… orz

英語力が足りないから読み飛ばして 2 時間損してしまった><

Fire Storage はどこで使えるか

気を取り直して使えるパターンを想像してみる

  • 一時的なファイル共有場所として

    • 突然誰かとファイルを共有しないといけない時
    • クライアントやサーバーの再セットアップ時のファイル退避場所
  • ローカルで使っているプログラムがローカルのディスクを必須としている時

    • データはより安全なクラウドに置くなどができる
    • 普段使い慣れているメールクライアントのデータ保存場所とか
  • Azure 内のインスタンスから共有ディレクトリとして利用

    • 多分一番現実的

気をつけるポイント

  • 「445 ポートをアウトバウンドだけ許可」とかの設定ができるルーターを使ってないと厳しい
  • ネットワークがつながらないと使えない(当たり前)