VMware Player から VirtualBox へ移行

2020/04/18

経緯

一昨年暮れから去年の序盤ぐらいに、VMware Player (無償版)
はおそらく仕事で使えなくなるんじゃね? って言ってまわっていたけど、FAQ
みてみたら「アウト」って2015年5月現在は書かれていたよ。

VMware Playerの業務利用に関するお問い合わせ

VMware Playerは個人利用に限り、非商用利用において無償で提供されます。会社や組織として関知された形でのご利用の場合は、VMware Fusion Professionalを必要数量分ご購入ください。

(出典: VMware へのお問い合わせ)

今では仕事でも趣味でも Vagrant との相性から VirtualBox
しか使っていないけど、以前は VMware Player
全盛で他の人にも薦めたことあったなぁと思い、下記サイトを参考にして移行を試みてみることにする。

今回の検証環境

  • ホスト OS Windows 8.1
  • ゲスト OS WindowsXP 32bit
  • VirtualBox 4.3.26
  • VMware Player 7.0

VMware Player
はインストールするときに「個人利用で使うならメールアドレスを登録して」と聞かれたので、とりあえず登録したら使えた。

移行検証

1. VMware 側で先にやっておくこと

  • VMware Tools をアンインストールしておく

  • VMware Player でゲストに割り当てていたメモリを正しくメモる

    VMwareメモリ確認

  • ゲスト OS をシャットダウンしておく

2. VMware のディスクイメージを移行用にコピーする

  1. C:\Users\Tadashi\VirtualBox VMs の下にディレクトリを作成
  2. 移行元 VMware ゲスト OS が入ったディレクトリから、拡張子が vmdk
    のものを 1 で作ったディレクトリへコピーする

3. 新規で VirtualBox に環境を作成する

  1. 新規(N)をクリック

    makevm1

  2. OS の種類を設定

    makevm2

  3. メモリサイズの設定

    メモリサイズを VMware Player で設定していた値と同じにする
    makevm3

  4. ハードドライブの設定

    すでにある仮想ハードドライブを、2-2 でコピーした vmdk を選択する
    makevm4

以上で仮想環境の作成は完了

4. VirtualBox に作った環境の設定確認と変更をする

左から作成した環境を選択して、設定(S)をクリックして設定画面を開く。

confirm1

  1. ゲスト OS のタイプとバージョンがあっていることを確認

    confirm2

  2. メモリサイズが VMware Player で設定していた値と同じことを確認

    confirm3

  3. 「I/O APIC を有効化(I)」にチェックを入れる

    confirm4

  4. デフォルトで SATA
    コントローラーが入っていたら削除する必要があるみたい(今回は必要なかった)

    IDE を「PIIX4 でホストI/Oの使う」のチェックを外す
    confirm5

  • ビデオメモリのサイズでワーニングが出ていたので、16MB -> 18MB
    に変更した\

    confirm8

5. 起動する

  1. 起動するとライセンス認証を聞かれたので、ネットワーク経由でライセンス認証を行った

    run3

  2. ハードウェアが変更になったからドライバ入れなおそうぜ!って確認が何度も出たので、全部入れていった

6. Guest Additions のインストール

  1. Guest Additions の CD イメージを挿入

    after1

  2. Guest Additions のセットアップ

    after2

    after3

    after4

    after5

    after6

これでインストール完了

終わって感じたこと

  • めっちゃスムーズで簡単だった。Carlos Sanchez’s さんに感謝!
  • 本当の環境だと何があるか判らないから、やる前にバックアップを取ったほうがよいよ
  • ライセンス認証は必ず必要なのかな?何かいい方法あるのかもしれない